何モノでもない自分

圧倒的な美しさが欲しかった。

 

何を言ったって

どんな振る舞いをしたって

許して、認めてもらえるように。

 

何デモナイ

アナタニ

価値ナンテナイヨ

 

 

ダイエット、メイク、ファッション、セミナーetc...

 

足りないものを補うように

手に入れようとした。

 

知らず知らずのうちに

自分で自分を

切り刻んでいた。

 

誰より愛して欲しいのに

世界最強の味方のはずなのに

私は私を見張り続け

ありのままの自分を否定し続けた。

 

 

思いと行動が伴わない… 

 

幸せになりたいのに

やってることはチグハグ。

 

そして、そんな自分をまた責める…

 

 

何がしたいのか

どこに向かっているのか

全くわからなかった。

 

ただ、誰かに答えを教えて欲しかった。

 

 

『自分で自分を満たす』

 

 

そんなことができると知った時には

何が好きで、何が嫌いか

どんなことにワクワク☆ドキドキするのか

わからなくなっていた。

 

 

どんなことも無理やりポジティブに考え

不快な感情はなくそうと

感情センサーを小さくしてきた結果

怒りや哀しみだけじゃなく

歓びや楽しみ、生きてる感覚にも

鈍感になってしまった。

 

ワカラナイ…ワカラナイ…ワカラナイ…

 

頭の中は

いつも思考でグルグルで

目の前のことにすら集中できなかった。

 

気づけば体は緊張状態。

呼吸は常に浅くて、

何もしなくても疲れた。

 

つづく